
この様な想いが浮かんだデザイナー、または起業家の方、素晴らしいです!
実はこの壁ってみんなが最初に通るもの。
特にセンスのある方に起きやすい現象です。
おしゃれに作れるようになってきたし、まとまって来たし、色合いも気にしてる。
俄然前より立体的に「デザイン」できてるはず!と思う一方、こんなお悩みにぶち当たることもあります。
- SNSからの問い合わせが思ったより来ない
- 店チラシから電話がならない
- 先輩や上司の評価が低い
- 中身がないと言われる
- クライアントさんからGOをもらえない
- とにかく数字に繋がらない!
時間をかけてオシャレにしてるはずなのになんで〜?という場合は必ず知っておいた方が良いワードがあります。
それは「ストレスコントロール」。
初めて聞く方も多いと思いますので、どういったことなのか解説していきましょう。
まずは知っておこう!デザインと、アートの違い
デザインとは何のこと?
デザインてそもそも何ですか?と聞かれたら、何と答えますか?


可愛く目立つようにとか、クールにとか、クリスマスなどイベントがあるときはイベントのシーズン感を出すとか…
実はデザインて「表現すること」ではなく、「整理整頓すること」なんです!


「普段何されてるんですか?」と聞いていただいて
「デザイナーやカメラマンをしています」とお伝えすると、こんな反応をしていただくことが多いです。
例えば「センスあっていいですね〜!」とか、「僕には無理ですね〜」とか、「オシャレな人じゃないと出来ないですよね〜」とか、とかとか。
とってもありがたく嬉しい褒め言葉ですし、他のデザイナーさんはもしかするとそうかもしれませんが
私は、実際には全然そんなことありません(笑)
私はそこら辺にどこにでもいるお母さんですし、センスもありません。
実際にイラストを描くのは不得意です。絵も描けません。
オシャレ命!みたいなこともありませんし、人に会わない日はジャージ&パーカーです(笑)
じゃあ何で「デザイン」出来ているのか、というとデザインとは情報を整理整頓することだから。
そしてその情報を飾りつけしてあげるというお仕事です。
整理整頓収納アドバイザー+インテリアコーディネーターみたいなものでしょうか。
整理整頓さえできれば、そしてその整理に慣れさえすれば、誰でもできる職業だと思います。

下着と上着を同じ引き出しには仕舞わないし、冬用ジャケットを夏には出しません?
子ども服と、パパの服を同じところには入れない。それと同じです♪
つまり、情報のまとめ方や、整理整頓の仕方が上手な人、その後のお部屋の飾り方に慣れさえすれば「デザイナー」になれるわけです。


デザインは情報を整理すること。アートは自分を表現すること
実は「デザイン=自己表現」だと思っている方が多いかなと思います。
自己表現も、差別化を図るためには必要ですよね!
ただし、情報が整理されていない内容で表現だけしてしまうと、意味がわからない仕上がりになります。
アートであれば伝わる人にだけ伝われば良いし、価値がわかる人がわかればいいですよね。
だけど、チラシデザインや名刺デザイン、バナーデザインはそういうわけではありません。
何故なら目的が「表現」ではなく「数」を取ることだから。
「価値がわかる人だけわかればいい」という表現をしてしまうと、結果的に欲しい目的に辿り着けないわけです。
イベントチラシデザイン。どちらが伝わるデザイン?考えてみよう
ここで皆さんに質問です。どちらが伝わるデザインでしょうか?
※タップorクリックで拡大表示できます
- 同じ色の組み合わせ
- 同じデザイン調
- 打ち出し(キャンペーン)内容が同じ
- 使っている写真もほとんど同じ
- お店の名前も連絡先も同じ

条件はまったく一緒だけど、見え方、伝わり方が全然違いますよね。
Aのチラシでも、何となく可愛いし、センスあるっぽいし、バランス悪くないし、それっぽいチラシに仕上がっています。
では何故NGなのかというと、5W1Hの要素が読まないと分からないチラシだから。
5W1Hとは?
5W1HとはWho(だれが)When(いつ)、Where(どこで)、What(なにを)、Why(なぜ)、How(どのように)を示す言葉のこと。文章を作るとき、人に伝えるとき、論文を書くとき、プレゼンをする際などに必要だと言われていますよね。
Aのチラシでは
- 誰が:対象が誰なのか(自分なのか家族なのか子どもなのか無関係なのか)
- いつ:期間がどれくらいから始まって、いつ終わるのか
- どこで:開催場所の明記
- 何を:キャンペーン内容(メインの打ち出し内容)
- なぜ:理由(この場合はクリスマスキャンペーン)
- どのように:問合せ方法、この内容を受けたい場合にどうするか
の明記がされてはいるものの「しっかり読まないと伝わらない」のです。
読まないと伝わらない=ストレスが溜まるデザイン として、読む前に、目に留まる前に捨てられてしまったり、スルーされてしまいます。
Bのチラシでは、まず「このチラシは何が言いたいのか」が1秒でわかると思いませんか?
とにかく目に入るのは「30%オフ」ということ。
私がこういうものを目にしたらまず抱く印象は「安そう!お得そう!」ということ。
安そう、お得そう、と思うと次の内容をチェックしよう!と次の行動を促すことができます。
そして次の内容をチェックしよう!もっと詳しく知りたいと行動する=お問い合わせへと繋がるわけですね。

Aのチラシでわかるのは正直にいうと「クリスマスだな〜」ということくらいです(笑)

デザインでのストレスコントロールとは?
デザインのストレスをコントロールするというのは、見て下さっているユーザーさん(顧客予備軍)の方々に、いかにストレスを感じさせずに、来て欲しい場所まで誘導できるか。ということ。
単純にお伝えすると「ストレス=めんどくさい」です(笑)
自分だったら、どういう時に「面倒くださいな」って感じるかを考えてみると、すぐに答えは出ちゃいます♪
デザインでストレスを感じるポイント
内容が知りたいのに、どこに書いてあるかわからない
答えを知るまでに時間がかかる
どこに問合せするかわからない
番号が読みにくいと問合せする気が起きない
そもそも何屋かわからない
まだまだ沢山あると思いますが、共通するポイントは実は「速さ」です。
捨てられない、スルーされない為には秒で理解してもらうこと。
「ユーザーに読ませるのではなく視覚で訴える」必要があるのです。
これがストレスコントロール♡
ストレスを溜めないデザインにするコツ3選
ストレスなしのデザイン=シンプルイズベストってこと〜?
いえいえ、そこは差別化のために、インテリアコーディネーターのように、張り切って飾りつけをしてあげる必要があります。
ですが、こだわって可愛くしようとすればするほど、自己満足アートに寄りがちです。
コツを覚えて、自己満足アートになっていないか?をしっかりと考えてみましょう。
コツは簡単、たったの3つ!
- 伝えたいこと、大切なことを整理しておく
ぱっと見3秒で入ってくるように情報を整理整頓 - 見た目にこだわらない(可愛い、オシャレよりも分かりやすい方が高評価!)
- 読みやすいフォントを使う
以上です。簡単ですね!

と思って提出したラフが、ことごとく却下。まずはフォントを変えなさい、見にくいからという指導を受けたことがあります(笑)

デザインをグレードアップ!脱初心者するためのまとめ
いかがでしたか?なんちゃってデザイナーにならないために
中身を整理整頓して、訴求するデザインを作りましょう!
デザインも人も中身が大事!(笑)薄っぺらい人にならないように、自分もスキルも磨いていきましょうね♡