デザインノウハウ

名刺の作り方・基本レイアウトやデザインのコツ5選

どんな仕事を始めるにも、まず必要になるのが名刺ですね。

色んなテンプレートがあるし、簡単にできそう!という印象があると思いますが

まずは、基本的な名刺の作り方のコツを見ていきましょう!

サイズを決める

まずはサイズを決めましょう!

日本で一般的な基本のサイズは「名刺4号」と言われるサイズ。

社会人になって会社から配布されるのも、基本的にこの名刺4号というサイズになるでしょう。

もう一つの選択肢は欧米サイズ。

日本の基本サイズよりは小さめに出来ているので、クリエイティブ系の職業の方や、名刺自体で印象を残したい方はこちらのサイズを選ぶ方が多いです。

  • 日本の標準規格:55×91mm
  • 欧米の標準規格:51×89mm

ただし、欧米サイズの方が印刷代金が高くなったり、名刺入れのサイズに合わないので、受け取った方からは疎ましがられるケースもあります。

名刺サイズ:メリットデメリットまとめ

日本規格 55×91mm

欧米企画 51×89mm

メリット
  • 一般的なサイズなので名刺ケース、名刺入れなどにぴったり
  • 内容を多くいれることができる
  • サイズが通常と違うのでインパクトがある
  • おしゃれな印象になりやすい
デメリット
  • 印象がないので、他の名刺の中に埋もれがち
  • サイズが一般的でないので、名刺入れ、名刺ケースに入りにくい
  • 受け取った方からすると整理しにくく、疎ましがれるケースも



名刺の形:縦か横かを決める

縦型、横型の差でも印象を決めることが出来ます。

それぞれのメリットデメリットをまとめてみました!

縦名刺

日本で長く使われてきた形式がこちらの縦型名刺。

堅実な印象を与えやすく、慶弔用に横型とは別に用意するケースもあります。

和風の印象を与えることができるので、和のイメージでブランディングをしている場合は、縦型を選ぶといいでしょう。

金融系の仕事、保険関係の仕事などは縦の名刺を使うことが多く、信用が仕事となる職種にはぴったりです。

横名刺

現在、日本で使われている名刺は横型名刺が多いです。

理由は写真の配置、ロゴの配置、英数字なども記載しやすく、デザインしやすいため。

特に和風や、絶対縦にしたいなどがなければ、まずは横型から作成されるのがおすすめです!

特殊:見開きタイプ

横型でたまに見かけるのが、二つ折りの見開きタイプです。

見開きの中には、写真を載せることができたり、会社概要を詳しく載せたりすることが出来ます。

名刺:タイプ別メリットデメリットまとめ

メリット デメリット
縦型
  • 誠実、信頼性の高い印象
  • 日本の伝統の形式 格式高い印象
  • 明朝体など和風なテイストによく合う
  • メールアドレスやURLなど、横文字の表現が難しい
  • 堅苦しい印象になりがち
横型
  • どんな内容も配置しやすい
  • メールアドレスなどの英文字も記載しやすい
  • デザインを始めたばかりの方におすすめ
  • 他の名刺と似た配置になるため目立ちにくい
  • ラフな印象を与えやすい
見開き
  • 写真を載せることも可能
  • キャンペーンや、事業内容、一人一人の想いなど、たくさんの情報を載せることができる
  • 渡すときにインパクトがあるので、話のネタになる
  • 分厚くなるので沢山の枚数を持っていられない
  • 渡された側が整理する際に手間を感じる

 

名刺に載せたい情報を整理する

名刺の形(縦型、横型)が決まったら、いよいよ載せていく内容をしっかり決めましょう。

名刺で必ず記載して欲しい項目

  • 氏名(名前)
  • 会社名・法人名・屋号
  • 部署名
  • 役職・肩書き
  • 営業時間・定休日
  • 住所(会社や事務所、店の所在地)
  • 電話番号
  • メールアドレス
  • 事業内容

 

必要に応じて載せる内容

  • URL
  • 会社のロゴ
  • LINEやInstagram、Twitter、FacebookなどSNSのQRコード
  • サービス概要
  • 顔写真・似顔絵
  • 実績や受賞歴など

個人事業主やフリーランスで働いている場合や、会社に所属している場合、業種によっても、目立たせたい内容は異なってきます。

印象に残るために、優先順位をつけることから始めるといいですね!

 

名刺用紙・紙質を決める

デザイン内容まで決まり、デザインが決まってきたら次はいよいよ印刷をして実際の名刺にします。

色々な紙質や厚さがあるので、何を選べばいいかわからないという方も多いかと思います。

そこで、紙質ごとのメリットデメリット、特徴を表にまとめてみました!

光沢感

発色性

手触り

鉛筆

ボールペン

特徴・おすすめ

光沢紙
(アートポスト)

つるつる

×

  • 写真や絵がある

マット紙

さらさら
  • 落ち着きがある印象にしたい

ケント紙
上質紙

×

×

さらさら

  • 質感を出したい
  • 書き込みをしたい

ライメックス
LIMEX

つるつる

×

  • 写真や絵がある
  • 石灰石から出来ているので環境に優しい
  • 破れにくい

ミラーコート紙

つるつる

×

  • 写真や絵がある

和紙

×

×

ざらざら

  • 和風の雰囲気を出したい
  • 色々な種類がある
  • 11枚の形が違う

 

ビジネスシーンで一番多く使われるのはマット紙か光沢紙が多いですね!
近頃は環境に優しいということでLIMEX(ライメックス)で作った名刺を持っている方も増えてきました。



その他、名刺作りで注意した方がいいこと

今までご紹介した内容は、名刺を作る上で基本的に抑えておきたいことでしたが、デザインをする上で注意しておきたいその他の点をまとめました!

フォントのサイズは5.5pt以上にしましょう

たくさん情報を載せたいと思っても、あまりに小さい文字は、読むことが出来ません。

最低でも5.5ポイント以上で作成するようにしましょう。

必要に応じてふりがなをふろう

会社名、氏名などで読み方が独特な場合は、ふりがなを振ってあげると親切でしょう。

平仮名表記をすることが多いですが、英字で表記してデザイン性を高めるのもアリです。

 

名刺を作るには?まとめ

名刺はご自身の顔にもなる、大切なツールです。

小さいものなので、載せる情報の整理をすること、優先順位を立てることはとても大切ですね!

ミニマムにシンプルにすることで、イメージを印象づける方法や、がっしり情報を載せることで、なるべく知っていいただくようにする方法など、業種や用途によっても様々だと思います。

ご自身の伝えたいことを絞って、クオリティの高い名刺にしましょう!

 

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emiko

38歳 5歳の女の子と暮らすフリーランスママ。Canvaやデザイン、Instagramのブランディングコーチ。8ヶ月でインスタフォロワー1万人達成。デザイナー歴11年。カメラマン歴16年。育児と仕事バランス奮闘中! LINEはこちらから

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